三軒茶屋と言えばオシャレなうえに電車の便もよく都心部の渋谷まで2駅という近さ。
バスも多く出ているため公共交通機関全般が充実している地域です。
また買い物を夜遅くでもできるスーパーも多く飲食店は比較的割安となっています。
このような立地から一人暮らしには大変人気のある地区となっているのです。
閑静な住宅街でもあるこの地区での一人暮らしを望んでいる方も多いことでしょう。
しかし立地が良ければ初期費用もかさんでしまうものです。
そこでこの記事では初期費用の説明から、三軒茶屋で一人暮らしをするにあたっての初期費用をシミュレーションしていきます。
三軒茶屋での一人暮らしをご希望の方は是非参考にしてみてください。
初期費用ってどんなものがあるの?

そもそも一人暮らしに必要な初期費用とはどのようなものなのでしょうか?
一人暮らしとなれば家電などの用意も必要となります。
また、物件を借りるときにお金が予想以上にかかることは想像できても、初めての一人暮らしであれば初期費用がどのようなものかというところから疑問になるでしょう。
ですから、まずは物件を借りるために必要な「初期費用」について解説していきます。
初期費用ってなに?誰に支払うもの?
初期費用という言葉を聞いたことはあっても、一人暮らしとなるとそれを誰に支払うべきなのかということから知る必要があるはずです。
物件を借りる初期費用の大きな割合を占める敷金・礼金・仲介手数料をまとめて初期費用ということが一般的です。
では、その初期費用は誰に支払うものなのでしょうか?
ここからは初期費用の基礎知識について解説していきます。
敷金
敷金は大家に支払うもので、物件を借りる為の保証金の役割をします。
つまり家賃の滞納や破損の修繕工事が必要な際には、この金額から補填されるということです。
その目安は家賃の1か月から3か月分とされていますから、金額も大きく思わぬ出費となる初期費用といえるでしょう。
敷金は保証金のため、物件を退去するまでに補償金を使う必要がなければ借主に戻ってはきますが、入居時には必要となりますのでやはり大きな初期費用のひとつです。
礼金
礼金は敷金とセットで用意することが多い初期費用のひとつです。
しかしこの礼金は物件を貸してくれた感謝として渡すのが昔からの習わしとなっていることから、敷金のように退去時に戻ってくることはありません。
この礼金も家賃の1か月から3か月の金額が必要となりますから大きな出費となることを覚えておきましょう。
仲介手数料
仲介手数料は物件を紹介して手続きをしてくれた不動産業者に支払う初期費用のひとつです。
この仲介手数料にはいくらまでは仲介手数料として請求できるという不動産業者の中の決まりがありますから法外な金額にはなりませんが、やはりまとまった金額が動くことに違いありません。
引っ越し費用や生活用品の出費を含めて一人暮らしの初期費用とすることもありますが、物件を借りる際の初期費用と言えばここまでに解説した3項目が主要となります。
このように敷金、礼金、仲介手数料は初期費用の大きな割合を占めるものです。
しかし前述の引っ越し費用や生活用品が一人暮らしの初期費用に含まれる事も忘れてはいけません。
次項では、物件契約時の初期費用には含まれないその他の初期費用についてもお伝えしていきます。
基本的に必要になる初期費用一覧
初期費用の中には、物件用の費用ばかりではなく他にも必要な費用があります。
そして、三軒茶屋での一人暮らしにおいてもそれらを知っておくことは引っ越し前の一つの準備として重要となるはずです。
その初期費用に含まれるものは以下の3つとなります。
- 賃貸物件用の初期費用
- 引越し費用
- 一人暮らしを始めるための生活用品
前項でお伝えしたのは賃貸のためだけの初期費用であり、この他に引越しと生活用品の初期費用がかかることを覚えておかなければなりません。
賃貸物件用の初期費用は、先にお伝えした物件を借りる際に必要となる以下の費用です。
- 敷金
- 礼金
- 仲介手数料
そして、引越し費用も初期費用のひとつとなります。
引越し料金は繁忙期とそうでない時期でも大きく料金が変わりますが、主に時期・移動距離・荷物の量の3項目により変わってきます。
ですから、三軒茶屋で一人暮らしをお考えの方は、地元からの距離や荷物の量に留意して相見積もりを取りながら引越し業者を選択しましょう。
次の初期費用に含まれる項目は生活用品です。
一人暮らしを始めるにあたり新調するものがあることでしょう。
この家電を含む生活用品の初期費用の平均額が20万円とされていますから、慎重に商品を選び極力初期費用を抑えることをお勧めします。
場合によって必要になる初期費用一覧
上項でお伝えした初期費用の中の物件を借りる際に、場合によっては必要となる初期費用もあります。
それは以下の通りです。
- 保険会社利用料
- 火災保険料
それぞれについてお伝えしていきます。
保険会社利用料
通常物件の契約には借主が支払い不可能となった際に、代わりに支払い義務を負う連帯保証人を立てるものです。
しかし一人暮らしはしたいけど連帯保証人がいない場合、保証会社を利用して賃貸契約を進めることができます。
この契約金が家賃の1か月分が目安となっていて、場合によっては発生する初期費用のひとつです。
火災保険料
火災保険は賃貸契約をする際に勧められるれることが多いはずです。
一年契約で1万円程度のものが一般的となります。
災害を考えると加入が得策だと思われますが、強制ではないところもあるため場合によっては必要となる初期費用としておきます。
ここまでが一人暮らしで必要な初期費用に含まれるものとなります。
生活用品は意外と金額を費やしてしまうものですから注意すべき費用でもあります。
それでは次項では、三軒茶屋での賃貸契約における初期費用の詳細についてご説明していきます。
一人暮らしをする場合、初期費用の目安はどれくらい?分割払いは可能?
一人暮らしをする際に、具体的にどのくらいの賃貸物件用の初期費用が必要になるのかは、三軒茶屋で一人暮らしを希望する方にとっては必要な情報でしょう。
ですから、ここからは初期費用の目安とその支払い方から三軒茶屋で一人暮らしをする場合の物件の賃貸契約における初期費用のシミュレーションまでをお伝えしていきます。
初期費用は家賃によって変わる!目安は家賃の5.6ヶ月分!
物件を借りる際の初期費用は50万程度ともされています。
目安としては家賃の半年分を想定しておけば問題はないとされています。
それでもこれから一人暮らしを始める方にとって50万円ともなれば大金です。
ではその支払い方法はどうするべきなのでしょうか?
次では、物件を借りる際の初期費用の支払い方についてお伝えします。
初期費用を分割払いやクレジットカード払いにできる?主な支払い方法とは
初期費用の支払いに関しては、一昔前までは物件を借りる時の契約で1か月分を手付金として支払い後から総額を振り込むというスタイルが主流でした。
しかし現在では、家主のとりっぱぐれを防ぐ部分からもカードでの支払いが問題ない賃貸物件も増えています。
物件によっては初期費用はカード払いが利用できるものの、家賃は振り込みなどの規約があるところもあるようですから、支払い方法に関しても不動産業者によく確認をとりましょう。
人気エリアの三軒茶屋で一人暮らしをする場合の初期費用シミュレーション
それではオシャレで公共交通機関から買い物まで利便性の高い三軒茶屋で一人暮らしをする際の初期費用のシミュレーションをしてみましょう。
三軒茶屋あたりでは家賃7万円ほどの物件が平均的ですから、家賃7万円としてその初期費用を算出してみます。
- 敷金 14万円
- 礼金 14万円
- 前家賃 7万円
- 日割り家賃 入居日によって異なります
- 仲介手数料 10万5千円
- 火災保険 1万5千円
- 鍵交換費用 1万円
上記に羅列したものが三軒茶屋での一人暮らしをするにあたっての初期費用となることが予想されます。
日割り家賃の変動や諸々が追加される可能性もありますから、やはり三軒茶屋での一人暮らしの初期費用には50万円をみておくことが得策といえそうです。
初期費用を安く抑えるコツ4つ!

三軒茶屋には引っ越しして一人暮らしを始めたいけれど、ここまでの総合的な初期費用を見てみても少し難易度が高まってしまう方もいるかもしれません。
また賃貸物件の契約の際の初期費用も高く、尻込みしてしまう方もいることでしょう。
そこで契約時の初期費用を安く抑えるコツを4つお伝えします。
仲介手数料が安い物件を選ぶ
仲介手数料は不動産業者に物件を紹介してもらい、契約が締結した際に支払う初期費用です。
この費用は業者によっては安くなったり、無料のところもあるようですから良く調べて不動産業者を選ぶことで初期費用を安く抑えることが可能となります。
敷金と礼金がかからない物件を選ぶ
三軒茶屋一帯の物件を探してみますと、敷金と礼金のかからない物件も見つけられます。
これはいわゆるゼロゼロ物件と言われるものです。
これにより家賃の2か月分の初期費用を浮かせることができます。
ゼロゼロ物件を探すことは大きく初期費用を抑える一つの手段となるはずです。
フリーレントの物件を選ぶ
三軒茶屋で一人暮らしの為の物件を探してみますと、フリーレントがついている物件を探すこともできます。
フリーレントとは一定期間家賃が無料になる仕組みで、長いものでは数か月無料となるものもあります。
これにより日割り家賃はもちろん、他の部分での初期費用の節約につながるはずです。
三軒茶屋での一人暮らしを始める際には是非フリーレントを探すことをお勧めします。
ただしフリーレントのある物件にはある程度の一定期間解約禁止などの規約があるのが一般的です。
ですから、そのようなポイントは事前の確認が必要となります。
閑散期を狙って大家さんに交渉してみる
引っ越しは、春の季節の繁忙期が終わるとその後は閑散期となります。
その時期は物件の借り手も少なくなり、大家は値下げを考える時期ともなるのです。
ですからこの時期を狙って大家に直接家賃や初期費用の交渉をしてみることで値下げができる可能性もあります。
引越し料金が安い時期・曜日・時間帯についてはこちらの記事でも紹介していますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

三軒茶屋で一人暮らしをする時の初期費用についてまとめ
この記事では、一人暮らしをする際にまず必要となる初期費用の基礎知識、東京の一人暮らしをする場所として人気のある三軒茶屋での初期費用、大きな支出となる初期費用を安く抑えるコツについてお伝えしてきました。
三軒茶屋は一人暮らしを始めるにあたり、オシャレであり、生活にも利便性の高い大変人気の場所です。
様々な方法を利用して初期費用を抑えて三軒茶屋での一人暮らしをより快適に始めてみてはいかがでしょうか?