お部屋探しを始める時に、どこの不動産屋に行くべきか・おすすめはどこなのか気になりますよね。
不動産屋の数はかなり多く、大手から地域密着型の不動産屋まで様々あります。この中から自分が部屋探しで利用する不動産屋を選ぶのが難しいと考える人は多いのではないでしょうか。
そこで今回は、賃貸物件探しにおける不動産屋の違いや選び方のポイントを紹介します。
これからお部屋探しをするという方は、この記事を参考に不動産屋を決めてみてくださいね。
実はどこの不動産屋も紹介できる物件は同じ?

「賃貸の不動産屋は、コンビニよりも多い」とも言われているのをご存知でしょうか。
特に都会では、駅周辺を中心に大手から中小規模の不動産屋まで、同じエリア内にいくつもの不動産屋がひしめき合っているのも見かけます。
そんな中で、「どの不動産屋に行っても同じ物件しか紹介されなかった」という経験がある人はいるでしょうか?
実は、複数の不動産屋に行っても、毎回同じ条件でお部屋探しを依頼すると同じ物件を紹介される可能性が高いのです。
なぜこのようなことが起きるかというと、どこの不動産屋も一般的には「レインズ」などの業者専用のデータベースを使って物件を検索しているからなのです。
同じデータベースから紹介物件を検索するので、複数の不動産屋に行って紹介される物件が大きく変わることがないという仕組みになっています。
良い不動産屋を選ぶ5つのポイント
どこの不動産屋に行っても紹介される物件がほぼ変わらないということは、何を基準に不動産屋を選べば良いのでしょうか?
安心してお部屋探しを任せられる不動産屋を選ぶための5つのポイントをご紹介します。
不動産屋選びの5つのポイント
- ネット上の口コミが良い
- 問い合わせの返信が早くて丁寧
- 定休日が少ない
- むやみに申し込み・契約を急かしてこない
- 仲介・管理どちらも行っている
ネット上の口コミが良い
ユーザーのリアルな口コミは重要なので、しっかり調べておきましょう。
ネット上での口コミを検索する方法はいくつかあります。総合的な評価とコメントどちらも見たい場合は、Googleマップに投稿されている口コミを見てみることをおすすめします。
一方、個人的な意見が多く集まりやすいのはTwitterです。Twitterで店名を入れて検索してみると、その店舗を利用したユーザーのリアルな声を拾える場合があります。
ただし、よかった点を逐一Twitterに投稿するよりも、何か不満があった場合にはけ口として投稿される使われることが多くあるので、偏った意見が集まりやすいことには注意が必要です。
Googleマップのような口コミの中に良い評価とコメントが複数ある不動産屋は満足度が高い可能性があります。
気をつけたいのは、「ほとんどが星5つ」など不自然なほど評価の高い口コミしかない不動産屋です。自店舗の評価を高くして集客を増やすために、さくら投稿をしたり悪い口コミだけ削除依頼をしている可能性があります。
問い合わせの返信が早くて丁寧
希望条件にあう物件を契約するために最も重要なのはスピードです。
そのためには、営業担当者に物件の問い合わせをした時にすぐに返事が返ってくるかどうかがポイントとなります。
気になる物件の空き状況を即時に確認してもらえる場合は、申し込みや契約時のやりとりもスムーズにいくことが多いでしょう。
営業担当者の初めの問い合わせへの対応をよく確認しておきましょう。
スピードが早くても、物件の空き状況や内見可能日程についての回答などが間違っていることがあったりしたら注意が必要です。
申し込みを少しでも早く獲得するために対応が雑になっている可能性がありますので、営業担当者の丁寧さも重視しておきたいポイントです。
定休日が少ない
お部屋探しを始めると、物件検索から内見、申し込み手続きなどで何かと不動産屋に足を運ぶ回数が多くなります。
そのため、定休日が少ない不動産屋を選ぶとお部屋探しや内見の予定を調整しやすく、スムーズに契約まで進められます。
不動産屋の定休日は、一般的には水曜日と火曜日のところが多いです。定休日がなければ、管理会社との書類のやりとりもできるので、他の不動産よりも手続きがスピーディになることが期待できます。
むやみに申し込み・契約を急かしてこない
不動産屋のスタッフにはノルマが設定されていることもあり、契約を取るために強引な営業を行う会社も少なくありません。
希望条件から外れた物件を無理矢理すすめるようなことはほとんどないかもしれませんが、少し予算オーバーしていても「今申し込まないと数時間後には別の申し込みが入って埋まってしまいます」「この物件は内見をせずに契約する人がほとんどです」などの説明をして契約を急かしてくる場合もあります。
希望条件に合っていて納得しているのであれば問題ないですが、そうでないのに無理にすすめられるような場合は信頼度が低い不動産屋であると言えるでしょう。
仲介・管理どちらも行っている
仲介だけでなく、物件の管理も行っている不動産屋は、大家さんと繋がりがあるので初期費用の交渉が比較的成功しやすいと言われています。
また、設備の状態や住民の層も把握しているので、入居後の相談にも対応してくれるのがメリットです。
管理を行っているかどうかは不動産屋のサイトで確認できますのでぜひチェックしてみてください。
不動産屋カウンターでいざ相談!困らないためのアドバイス
不動産屋が決まったら、次は実際に店舗のカウンターに行って担当者とお部屋探しが始まります。
賃貸物件探しをするときは、いくつかのポイントを押さえながら進めるだけで、後々のトラブルを回避できたり、より希望に近い物件に入居できたりします。初めての物件探しで勝手が分からない人も、ぜひ次の3つのポイントを参考にしてみてくださいね。
希望条件や優先順位をはっきり決めておく
物件探しを始めるにあたり、希望条件や優先順位をあらかじめ明確にしておくことはとても大切です。
部屋の間取りや広さ、設備、立地など希望条件の組み合わせは幅広くあるでしょう。
しかし、引越しの時期や希望エリアによっては募集物件数に限りがある場合もありますし、必ずしも希望通りの物件が見つからない場合もあると思います。
そのため、あらかじめ希望条件の中で優先順位や譲れない条件を整理しておくことをおすすめします。
- 最も譲れない条件
- 最悪妥協できる条件
この2つだけでも決めて不動産屋に伝えておくと、物件検索がスムーズになるでしょう。物件の候補を決めた後はその日のうちに内見に行くことも多いので、なるべく早く希望条件に近い物件をたくさん見つけてもらえるように準備をしておきましょう。
物件のマイナス情報も聞く
普段から何度も担当エリアの物件を紹介している不動産屋は、その物件のマイナス面も把握しているはずです。
入居してから後悔しないために、物件情報を見て気になったことがあれば全てその場で担当者に確認しておきましょう。目の前で物件の管理会社に電話をして詳細を確認してくれることもあるので、店舗のカウンターで何でも聞いておくと安心です。
希望エリアの環境や治安情報も聞く
不動産会社は住宅情報のプロなので、治安の良さについてもある程度の情報を得ています。治安が気になる人はあらかじめ伝えておくと、比較的安心して住みやすい地域を紹介してくれるようになるでしょう。
また、内見時には一緒に物件の周辺環境も確認してもらうようにすると良いでしょう。マンションやアパートの敷地周辺を一周してみると、隣接している家屋のゴミ捨てマナーが著しく悪かった…などといったことも実際にあったりします。
お部屋内の条件だけでなく、周辺環境についても遠慮なく相談しておきましょう。
治安情報の集め方についてはこちらの記事でも詳しく紹介していますので、あわせて参考にしてみてくださいね。
賃貸物件探しで良い不動産屋を選ぶポイントまとめ
今回は、賃貸物件探しにおける不動産屋の違いや選び方のポイントを紹介しました。
お部屋探しは、物件の検索から内見、契約関連手続きまでたくさんの工程がある分、信頼できる不動産屋や営業担当者と出会えるかどうかが重要です。
不動産屋を選ぶ時は、以下の5つのポイントに注目してみてください。
- ネット上の口コミが良い
- 問い合わせの返信が早くて丁寧
- 定休日が少ない
- むやみに申し込み・契約を急かしてこない
- 仲介・管理どちらも行っている
本記事で紹介したポイントが、不動産屋選びの参考になれば幸いです。