引越しが安い時期はいつ？お部屋探しにおすすめな時期と費用を抑えるコツを紹介

2022 7/21

2022.07.13 2022.07.21

引越しにかかる費用は、賃貸契約にかかる初期費用や引越し業者の利用にかかる費用、新居で使う家具家電の費用まで合わせると結構大きな金額になりますよね。

「なるべく費用を抑えて引っ越したい！」

「いつ引越しするのが一番お得なの？」

この記事では、引越し費用を節約したい方の疑問にお答えし、お部屋探しにおすすめな時期と費用を抑えるコツを紹介していきます。

引越し費用を本当に安く済ませようとしたら自分でトラックを借りて家財を移動させるという方法もありますが、今回は引越し業者を使って引っ越す場合について解説します。

引越し料金が安い時期はいつ？

1年の中でも安く引っ越せる時期はあります。引越し料金がお得な時期について、理由とともに解説します。

引越し料金は時期によって変動がある

なぜ引越し料金は時期によって違うのでしょうか？

その理由は、1年の中で引越し需要が高まる時期とそうでない時期があるためです。

引越しをする人が増えればどこの引越し業者にも多くの依頼が集中し、他社と価格競争をする必要がなくなるため高額な価格設定をする業者が多くなります。

引越し料金の相場は、単身者であれば通常期で4万〜6万円ほどですが、繁忙期では6万〜8万円ほどに値上がりをしてしまいます。

引越し業社が特に混み合う繁忙期は3月・4月

では、引越し業者の繁忙期とはいつ頃なのでしょうか？

以下は、大手引越し業者6者の引越し件数の月別の推移です。グラフを見ると、引越し件数は3月・4月に集中していることがわかります。

出典：国土交通省HP　大手引越事業者の月別引越件数

また、国土交通省のサイトには次のような引越しの分散を呼びかける文章が掲載されています。

引越時期の分散にご協力いただいた結果、一定程度引越時期の分散が進んでいるところですが、依然として３月・４月に依頼が集中しています。つきましては、本年の引越におかれましても、ピーク時期の引越を避けるなどのご協力・ご検討をお願い致します。

このような公式な呼びかけをされるほどに3・4月の時期に引越しが集中していることがわかります。

3月・4月は入学や就職などに伴う引越しをする人が多く、引越し業者の繁忙期となっています。

繁忙期となると、引越し業者では作業スタッフやトラックが不足しやすくなります。そうすると、希望の引越し日に予約が取れないなんてこともありますので、この時期に引越しをしなければならない場合は早いうちに予定日を押さえておくことが大切です。

また、繁忙期は料金を高くしても予約が埋まるほど需要が高まるため、引越し料金の相場はどの日程も通常期に比べると高くなってしまいます。どこの引越し業者も3月・4月の料金を割増にしている場合がほどんどです。

できるだけ安く引越ししたい場合は、繁忙期を避けて引越しするのが良いでしょう。

引越しのオフシーズンは5〜2月頃

先ほどのグラフを見ると、繁忙期の3月・4月以外は比較的どの月も一定の引越し件数となっています。

特に1月や5月は少なめのようなので、希望の日程で予約も取りやすく、複数社で見積もりを出してゆっくり検討する余裕もありそうですね。

また、予約が集中していないため料金面も繁忙期と比べると数万円安く済むでしょう。

引越し業者が混んでいないことはもちろん、この時期は不動産屋も比較的空いているためお部屋探しにも適しています。繁忙期には希望の物件が見つかってもすぐに埋まってしまったり、内見ができなかったりすることも多いですよね。じっくりお部屋探しをしたい方は、引越しが1月や5月になるようにお部屋探しを始めると、希望の物件にお得に引っ越せる可能性が高いでしょう。

引越し料金が安い曜日や時間帯はいつ？

引越しは、月によって繁忙期や閑散期があることがわかりました。続いては、月の中でも特に料金が安い曜日や時間帯について解説します。

平日・土日・祝日の引越し料金の差

平日・土日・祝日によって引越し料金に差はあるのでしょうか？

大手引越し業者のサイトを見てみると、平日に引越し料金の割引をしていたり、お得な料金設定になっている場合が多いようです。

これは、平日は仕事のため土日に引越しをする人の割合が大きいからだと考えられます。

引越し業者にもよりますが、この理由から土日の方が料金設定が高くなっていることがほとんどです。金曜や月曜が祝日となり3連休となる場合は、土日祝どの曜日も高めに設定されていることも多いです。

午前は高く午後は比較的安い

次に、時間帯による料金の差についても見ていきます。

基本的には「午後」のほうが午前より安くなります。

できるだけ早めに引越しを終わらせ、午後は荷解きをしたり片付けや掃除など新居を整える時間を確保したいと考える人が多いでしょう。そのため、午前の引越しは人気が高いのです。

また、午前便はその日で一番最初の予約になるので指定した時刻から遅れることなく作業が始まります。作業がずれ込むと困る人や、移動距離が長い人にも午前便が人気である傾向があります。

特にこれらに当てはまるものがない場合は、料金が安く済む「午後便」を選択すると良いでしょう。

どの時期でもなるべく料金を抑えたいときのポイント

ここまで時期や曜日、時間帯による引越し料金の違いについて解説してきました。最後に、「時期に関わらずできるだけ料金を抑えたい！」という人に実践して欲しいポイントをご紹介します。

早めに引越し見積もりを申し込む

もうすぐ引越し先の物件が決まりそうだったり、あらかじめ引越す時期が決まっていて運ぶ荷物の量がわかっているような場合は、なるべく早く引越し業者に見積もりを頼みましょう。

引越し業者によっては、見積もりや契約の時期に応じて「早割」のようなキャンペーンを行っているところもあります。通常料金から大幅に割り引いてもらえることもあるので、各引越し業者のキャンペーン情報をチェックしておくことをおすすめします。

梱包・荷ほどきは自分で行うプランに

引越し業者にはさまざまな引越しプランがあります。

荷物の量や移動距離などはなかなか調整ができない部分ですが、プランやオプションで価格を抑えることはできます。

少しでも料金を抑えたい方は、「梱包や荷解きを自分で行うプラン」や、最小限のレンタル資材を選択すること引越し料金を節約しましょう。

時間帯はフリー便や午後便がおすすめ

先ほど、同日でも午前は高く午後は比較的安いということをご紹介しました。

引越し業者によっては、午前・午後の選択肢だけでなく「フリー便」を用意しているところもあります。フリー便とは、引越し当日の作業開始時間を自分で選べない代わりに料金が少し安くなるというものです。引越しの数日前になると、電話で当日の作業時間を教えてもらえるような流れになっているところが多いです。

特に時間帯を気にしなくても良いのであれば、価格重視の人にはお得なフリー便がおすすめですよ。